タンパク質の物性解析の重要性の「精製工程からの視点」「Self associationからの視点」や「治療用タンパク質の開発に向けた多角的物性解析技術の紹介」などの資料を紹介しています。詳細な資料をご希望の方は「お問合わせ」よりご連絡ください。
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1. 精製工程からの物性解析
タンパク質の精製には「分離」工程が必ず存在する。
分離はいくつかの観点で実施されるが、分離する原理を正しく理解することが重要である。また、分離工程が正しく行えているかを判断(=分析)することが重要になってくる。本発表では、いくつかのタンパク質精製手法とそれにまつわる分析手法について触れる。 -
2. Self associationからの視点
タンパク質の相互作用としては、特異的ターゲットに対する相互作用と、分散・凝集などの自身の相互作用に分類される。特に後者は、近年着目されているバイオ医薬品のような商品の品質に関わってくるため、より重要な位置付けになっている。本発表では、タンパク質の分散メカニズムから分散性予測、および各サイズレンジにおけるタンパク質の凝集評価手法について触れる。
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3. 治療用タンパク質の開発に向けた多角的物性解析技術の紹介
近年、抗体医薬品を代表とする治療用タンパク質の開発が急激に進んでいる。タンパク質を基本材料とする医薬品は、従来の化学合成によって形成されるものより不安定で作製しにくいことが知られている。
本発表では、治療用タンパク質の開発を進めるにあたって必要な、タンパク質の基本性質との関係と、その分析手法について触れる。 -
4. タンパク質の溶液中安定性の評価方法
タンパク質はそれぞれにユニークな構造を形成し、それに従い安定的に分散させる手法も様々である。そのため、近年、抗体医薬品を代表とする治療用タンパク質の開発が急激に進んでいるにもかかわらず、その安定化手法は1つの方法で定まらない。本発表では、構造安定性、コロイド安定性の2つの側面からみた理論的安定性条件探索手法と、その分析手法について触れる。
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5. 相互作用をどう考えるか
タンパク質や核酸などバイオ分子は、その特異的な相互作用を有するため、副作用をほとんど示さない医薬品として現在注目されている。その特異性を定量化する手法として相互作用解析があるが、世の中には様々な相互作用解析手法が存在する。本発表では、様々な相互作用解析手法とそれらが持つ意味について述べ、その分析手法について触れる。
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6. 相互作用解析と高分子の溶液中構造
タンパク質を代表とする高分子は、溶液中で特異的な構造を取り、場合によっては相互作用することによってその構造を変化させることもある。それらの構造変化をモニタすることは、生体内におけるその高分子の役割を理解したり、相互作用自体が正しく行われているかを理解するために必要になる。本発表では、相互作用を介した高分子の構造変化を観察する手法について触れる。
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7. 粒子個数濃度を算出する技術
昨今の遺伝子治療やウイルス/ワクチン、DDSなどは特にナノ粒子の物性解析が重要になってくる。
特に粒子の個数濃度を把握することは、イベントの力価や溶液中の分散性を推測するために重要となっている。本発表では、主にナノ粒子の個数濃度計測にフォーカスし、その手法技術について触れる。
学会発表資料
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2021年
2021 年 6 月 17 日「第21回日本蛋白質科学会年会」
ランチタイムセミナー
Mass Photometry 法を用いた蛋白質の複合体評価方法のご紹介テクニカルセミナー
Mass Photometry 法を用いたバイオ製剤に係るアプリケーション2021年3月10日「BIRA 第12回ワークショップ」
ライフサイエンスソリューションズが提供する産業分野における各問題解決のご提案
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2020年
2020年11月6日「蛋白質工学研究会」
ライフサイエンスソリューションズが提供する産業分野における各問題解決のご提案